I/O(にょんの基地)

インプットしたものをアウトプットする場所。

LE音楽会に参加しました

8/3(土)、所属しているオンラインコミュニティ、ライフエンジンの音楽会が吉祥寺で開催された。

ライブハウスを貸し切り、午後いっぱいを使って色々なバンドが演奏を行った。

リハーサルまで入れると1日掛かりで、更に前日夜も練習していたので、体感覚的には1日半くらい音楽の世界にいた。

一言で言うと、最高だった。「やりたい」という意志が集結した空間、こんなに綺麗なのか…。今までも発表会等でステージに立ったことは何度もあるが、ここまでワクワクしたのは初めてだと思う。

演奏スタイルやキャリアに関係なく、音楽が好きだという思いに溢れた世界だった。

 

そんなステージで、私は5バンドを掛け持ちし計7曲演奏した。

短期間に集中して7曲練習したのは初めての体験だった。それまでの過去最高記録は、多分4曲。中3の合唱祭でクラス曲やら学年曲やら全校曲の伴奏を掛け持ちした時、と記憶している。掛け持ち、大変だったけど楽しかった(笑)

 

個人的に今回の音楽会で思ったことを、つらつら記録しておこうと思います。

自分が思っていた以上に、大切な世界だったので。

 

「人と一緒に音楽をやりたい」が叶う場所だった

出演者としてエントリーしてから仲間を探せるシステム、これがめちゃくちゃ良かった。

ライブや発表会などに出演する時は、ソロで出たければソロでエントリー、複数人で出たければユニットを組んだ状態でユニットとしてエントリー、というのが通常かと思う。

でも今回は、一緒に組む人が決まってない状態でエントリーして、その後に誰と一緒にやるかを決めることができた。

 

流れとしては、まず音楽会に出演したいと思ったら、掲示板に出演宣言をする形でエントリーする。名前と、何をやりたいか。私はこんな感じで書いた。

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ソロ出演もありだし、既にユニットを組んでいる場合はユニット出演もあり。エントリー時点でユニットを組んでいないが「誰かと一緒にやりたい!」という場合は募集をかけたり、仲間に入れてください!という声掛けができる。

私が今回参加したユニットについては、全てエントリー後に自分から「是非一緒にやりたいです!」声を掛けたり、逆に「ピアノできる方を探しているので、よかったら弾いてくれませんか?」とお声掛けいただいたものだった。

自分のやりたいもの、できるものを提示して、それを求めている人とタッグを組むことができる。まさにライフエンジンそのものだなぁと感じた。

 

人と一緒に音楽をやること。

私は独奏より、連弾や他の楽器・歌とのセッションの方が好きだし得意だと思っている。人と一緒の方が、ほどよい緊張感でいられる。

幼い頃から出演していたピアノの発表会では、独奏と連弾を1曲ずつやるのが定番だったが、練習も本番も楽しく弾ける連弾の方が好きだった。

小~中学生時代に経験した合唱の伴奏も、自分のピアノ以外に歌があることで、発表会や合唱祭などの大きいイベントでも緊張せずに弾けるのが楽しくて仕方がなかった。

 

だがしかし、社会人になってしまうと、「人と一緒に音楽をやること」はなかなか難しい。

そもそも、社会人で音楽を続けている人が、自分の周りにいない。昔ピアノを習っていた、学生時代吹奏楽部だった、という人はたくさんいるが、現在進行形でプレイヤーをしている人にはそう簡単に巡り合わない。
私の場合は、高校時代の友人でチェロを弾く子がいるので、その子と一緒に年1回の小さな発表会に出演させていただいているが、表現の場をもっと増やしたいと思った時に、気軽に声を掛けられるような相手がいない。

そんな、社会人になってから抱えていたジレンマを解消してくれたのが、LE音楽会だった。

 

チャレンジへのハードルが比較的低かった

最終目的地が「LE音楽会」と明確に決まっていたことで、チャレンジへのハードルが低くなったのではないか、と個人的には思う。

固定のメンバーで、定期的にライブに出て…というものではないので、「ちょっとやってみようかな」という気持ちだけで、わりと入りやすい世界だったと思う。

もちろん、イベントそのもの仕組みだけではなく、ライフエンジニア1人1人の他者を尊重する姿勢や、やりたいという気持ちに対して互いにエールを送り合う温かい雰囲気も、チャレンジを後押しする要素になっていたと感じる。

 

新しい音楽に出会えた

1つの空間で、多種多様な音楽に触れられた。これは本当に、お得すぎる。

よくあるピアノの発表会とか、合唱の発表会だと、見ることのできる音楽が限定されてしまう。ライブハウスでのライブも、あまりたくさん見たことは無いが、基本的なバンドの構成はどこもだいたい同じ、というイメージがある。もちろんそれはそれで良いのだが、どちらかと言うと私は、1つの演奏会で色々なジャンル、色々な演奏スタイルがある方が良い。ワクワクする。

それに、演奏を聴きにくるお客さんには音楽をやっていない人もいると考えると、多分、1種類の音楽で複数バンドの演奏を聴いても「正直違いがわからん…」というケースもあると思う(音楽をやっている私ですら、そういう経験は結構ある)。

 

三味線とギターのコラボレーション、そもそも生の三味線を近くで見たことが無いので、リハーサルの時点から釘付けだった。演奏も、ヒーリングミュージックのような感じでリラックスできる音色だった。

手前味噌で恐縮だが、8手連弾もそうだ。ピアノの連弾、というと通常は2人で演奏する。それを4人で弾こうというのだ。ピアノという楽器自体はメジャーなものだが、そうやって使うか…!という目新しさがある。

20年音楽をやっているが、まだまだ知らない世界がたくさんあるんだなぁと実感したし、今までに無かったコラボレーションをもっと見てみたいなぁ、と思った。

 

次回は運営メンバーとして参加したい

…言ってしまった!←

次回開催の予定は現段階では、ない。でも、やりたい。あの場を、1回きりにしたくないと思った。

私はどう貢献できるのかわからないし、もちろん開催が決まればプレイヤーとしても参加するだろうから、運営のタスクと曲の練習のバランスが上手く取れなくて中途半端になってしまったら…とか、正直不安しかない。

今回運営担当だった方々を見ていると、もちろん「楽しい」だけではできなくて、大変なことや苦しいこともたくさんあるんだと思う。

でも、私自身が何よりあの場を欲しているんですよね。気軽にユニットを組んで音楽ができる場所。きっと、こういう場を求めている人って他にももっとたくさんいると思う。
楽器できるけど、歌やりたいけど、でも機会がない、一緒にやる人がいない、とか。

既存のイベントや発表会が、自分のスタイルと合わない、敷居が高い、とか。
せっかくできることがあるのに、やりたいという気持ちがあるのに、それをお蔵入りにしてしまうのは勿体ないなーと思う。

軽率に挑戦ができる「自己表現の場」、もっとたくさん欲しい。
「私なんかのレベルじゃ…」とか、「もっと上手な人いっぱいいるし…」という気持ちがある人でも、入ってきやすいような場。
好き、やってみたい、なんか面白そう、の気持ちだけで入ってこられる場。

そういう場作りに貢献してみたいし、とりあえず自分が欲しいから自ら携わって作ってみたい(笑)

実現するかどうかはわからないけど、ライフエンジン内の企画と言う枠を越えて、もっとたくさんの人が気軽に音楽ができる場が作れるといいな、と思った。

 

こんな感じです。

鉄は熱いうちに打て方針で書き上げたので、粗さが目立ちますがあえてこのまま公開しようと思います。

音楽会楽しかったよ!