I/O(にょんの基地)

インプットしたものをアウトプットする場所。

自分を活かせる場所

同じグループの上司から新しい業務を教えてもらった流れで、雑談をした。
大学時代の話になり、「日常生活の社会学」をテーマとするゼミに所属して、ジャニーズとそのファンについて論文を執筆したことを話したら、興味深そうに聞いてくれた。

 

ジャニーズにハマったきっかけとか何が好きなのかをジャニヲタにインタビューして考察したり、グループごとのファンの違いとかジャニヲタの独自文化を分析してました、と言ったら、

「面白いなぁ、それ業務に活かせないかな?」

と返された。

 

「人事もねぇ、社会学よ(笑) 例えば、部署によっては長期間お休みしている社員の人もいるじゃない?それを、こう…犯人探しみたいになっちゃうとそれは良くないけど、『どうしてそうなっちゃったんだろう?』って、部署の置かれている状況から考えてみたりね。『今いる人員では業務が回っていない実態があって、その人に負担が集中しちゃったのかな?』とか。そういう分析が、もしかしたら解決に向けて何か役に立つかもしれない。」

 

「ジャニーズのファンにもそれぞれカラーがあるように、うちも部署によってちょっとずつカラーが違うじゃない?そういうの、分析してみると面白いかもね。ちょっと一緒にやってみない?笑」

 

すごくワクワクした。何それ楽しそう。機会があるなら是非ともやりたい…!

知的好奇心がくすぐられた。

 

でも私は何より、上司が「私の特性を活かせる仕事」に着目してくれたことがとても嬉しかった。闇雲に仕事をあてがう発想ではなく、「私の意志」と「私の特性」に目を向けてくれた。
他にも、1つのこと極めたいタイプ?色んなことやりたいタイプ?とか聞いてくれた。

 

私は今の部署に着任して、まだ半年も経っていない。とりあえず、与えられた主担当業務を必死に習得しているところだ。上司が提案してくれたような動きが、すぐに始まるわけではないと思う。

それでもなんだろう、上司の言葉を受けて「自分の能力を活かせる場所に来たんだ」という実感が自分の中に落ちてきた。大学時代、夢中になって論文を執筆していた時の感覚とよく似ている。前の部署ではあまり…というか、ほとんど感じなかったものだ。

自分の特性が活きない場所で、慢性的な無気力感と戦いながら過ごす日々は辛かった。

でも今は、全く別の場所に来たんだなぁ…。

 

--------------------------------------------------------------

 

今思うと、前部署での仕事が辛くなった時期、私は「無理をしないこと」を練習していたんだろうな、と思う。
学生時代から、辛くても気合いで何とかする、みたいな感じで頑張ってきたため(というかそう育てられた)、無理をしないように自分コントロールすることが不得意だった。

 

仕事を休みがちになった時期は、ちょっとでもキツいと感じたら無理せず休むようにしていた。正直、少し頑張ればできる範囲のこともセーブしがちになっていた。

 

でもそろそろ、次のステップに行くタイミングなんだろうと思う。
頑張ることと、無理をしないこと。
環境や状況に合わせて上手く組み合わせて、自分をスムーズに動かせるように。
自己肯定感・満足感を日々維持できるよう、自分をコントロールする。

 

今、自分の周りに存在するものに対して、自分をどう使うか。
今、自分の周りに存在するものを使って、いかに自分を成長させるか。

 

もう1段上を目指して、日々試行錯誤していきます。