I/O(にょんの基地)

インプットしたものをアウトプットする場所。

自分が好きになる服を買う

少し前に衣替えをした。

それまでクローゼットに掛かっていた夏服を取り出し、今年一度も着なかった服を「ばいばい」と処分用の袋に入れ、その他の服は「また来年ね」と丁寧にたたんだ。

 

ベッド下の引き出しをあけ、秋服を引っ張り出してみる。

…着たいと思う服がほとんどなかった。

 

ちょっと自分でもビックリするくらい、残念な感じだった。

「ベージュのボトムス…久々だな…」「あーそういえばいたねぇ、黒のトップス…」

半年ぶりくらいに再開したというのに、全然ワクワクしない。

 

残念な服たちをよく見てみると、そのほとんどが、「とりあえず買った」服だった。

社会人1年生の時、手持ちの私服がなさすぎて「やばい、週5で着回しできない」という危機感から揃えたもの。

即戦力にはなるが、それを着てポジティブな気分になるかというと、正直ならない。

 

当時購入してた服は、基本的にトップス、ボトムス共に、とにかく合わせやすいものをチョイスしていた。

柄は無く、色もブラック、グレー、ベージュ…とにかく無難。形に若干変化があるくらい。

上下無難で合わせるので、相当無難になる。ネガティブに言うと、地味。

 

とりあえず買うと、当たり前だがとりあえずな服ばかりが増えていく。特に気に入っているポイントがあるわけでもないので、服を選ぶ時も「今日はこれ着ようかな!」というより、「どれ選んでも同じような感じだし、これでいいやー」と、淡白な感じになる。

美容関係の仕事をしている妹や、私より遥かにセンスの良い恋人の影響で、もっと色んな服を着て、色んな自分を見てみたいなぁという気持ちが以前よりも強くなっていたので、これからやってくる新しい季節の服たちにワクワクしないのは、ちょっと悲しかった。

 

とりあえず買うのが悪いことではないと思う。

それこそ社会人1年生だった当時の私のように、そうせざるを得ない時もあるわけで。

でも、先述の通り自分の近くにいる人からの影響だったり、社会人4年目になっても給料は大して増えてないけど趣味への出費をコントロールする理性も若干身につけ始めたので、もう少し服にお金とこだわりを掛けてあげたいなと思ようになったわけである。

 

緊急的に必要な時以外は、妥協して買わない。

自分自身が納得したものを買う。

この服着てる自分好きだな、そう思える服を少しずつ集めていこうと思います。

【メモ咲き】WDWに行った話 その1

iPhoneの機種変をしようとメモアプリ内を整理していたら、1年半くらい前に高校時代の友人と2人でフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)へ旅行した時の記録が出てきた。

ただ時系列に起きたことを殴り書きしただけの、本当にメモレベルのもの。

せっかくなので、ブログ記事にして昇華してみようではないか。

と思い立ったので、書いてみます。

5泊7日分あるので、正直最後まで書ききれるか分かりません‪w

書ききれないような気がします。それでもいい、書こうと思ったその気持ちを大事に、とりあえず書いてみます。

 

当時の私がメモに記録したものをそのまま載せ、今の私が「あぁこれはですね〜」と解説していくスタイルにしてみます。

 

ちなみに旅の概要はこんな感じ。

日程:2018/2/3(土)〜2018/2/9(金)  5泊7日

場所:ウォルト・ディズニー・ワールド(アメリカ/フロリダ州)

経路:成田国際空港→ダラス・フォートワース空港→オーランド国際空港

メンバー:高校時代の友人と私の2人。友人とは高校卒業後も継続して交流があり、年に1回チェロとピアノで一緒に発表会に出演したりしている。

 

【1日目(2018/2/3)】

 

<自宅出発〜成田空港>

1 前日の雪の影響なし、極寒ではない

2 スーツケースがなかなか扱いづらい、2輪つらい

3 まともに駅のエレベーターを使う

4 バスがキャラクター仕様、騒いでたらおばちゃんに笑われるw

5 シートキャラクターで可愛い

 

解説

1 出発前日は雪が降っていてちょっと心配だったけど、当日は特に影響なく家を出た感じ。そんな寒くもなかった。デザインが気に食わないけど東京とフロリダの天候差を考慮して、渋々購入したブラウンのダウンジャケットを着てたのが思い出。

 

2 海外旅行は初めてで、大きいスーツケースを持っていなかったので、友人から借りた。友人のお母さんが若い頃に使っていたものらしく、年季が入っていた。借りておいてこんなこと言うもんじゃないと思うのだが、持って歩くのが結構大変だった(笑)

そもそも荷物が5泊分で重いのに加え、タイヤが2輪で機動力が低く、引っ張るのにかなりエネルギーを使った。

 

3 キャリーを持っていたので、普段は使わない駅のエレベーターを使ったのが新鮮だった。

 

4 空港まではバスを使ったのだが、とあるテーマパーク仕様のラッピングになっており、友人と2人で「え、かわいい…!」地味に騒いでいたところ、後ろに並んでいた女性の方に笑われた😂

「ごめんなさいね、微笑ましくて」的なことを言われた気がする。

 

5 荷物を預けてバスの中に入ると、シートもキャラクターになってて可愛かったなぁ。

 

 

<成田空港到着>

6 成田第二ターミナル広い

7 カウンター手続き

8 チェックイン

9 まさかの座席が離れてる

10 手荷物預け

11 外貨両替(手裏剣もらう)

12 無印、スタバ買い物

 

解説

6 空港が広くて純粋にびっくりした。成田空港は初だったなぁ。ちゃんと目的の場所に辿り着けるのかな?という不安も若干。

 

7 JTBのカウンターへ行き、搭乗手続き等この後の流れを説明してもらった。

 

8 チェックイン。恐る恐る機会を操作してみる。不慣れな様子だったからか、外国人スタッフの方が手伝ってくれた記憶。無事にチケットを発券。

 

9 友人と共にチケットの券面を確認してみると、乗り継ぎ後の飛行機の座席が離れていた。申込みの時に、座席は隣同士になるという説明を受けていたので焦ったが、「まぁでも乗り継ぎ後の飛行機は(乗車時間が)3時間くらいだから、最悪何とかなるか…」等と話してた記憶。乗り継ぎ地点のダラスからフロリダまではJTBのスタッフが同伴してくれるので、その時に相談してみよう、ということで一旦落ち着いた。

 

10 スーツケースとしばしお別れ。解放感すごかった(笑) 飛行機自体乗るの久々だったし、荷物を運ぶベルトコンベアも今まで見たことない規模だったし、新鮮だったな〜。

 

11 WDWでの支払いは、マジックバンドと呼ばれる万能なツールで全部済ませられると聞いていたが、一応1万円分両替。人生初の外貨を手にする。人生ゲームのお札や…という印象‪w‪w

折り紙の手裏剣が、窓口に置いてあった。お土産として海外に持っていくと喜ばれるよ、とのことで貰っておいた。

 

12 搭乗前の手続きが全て終わった後、買い物。空港内の無印でお菓子とか買って、スタバにも寄って。友人がAmazonで購入したらしい長距離移動用の枕に悪戦苦闘してたのも懐かしい‪w‪w‪w

「これとりあえず買ったんだけど空気の入れ方分かんないんだよね〜」とか言いながらあれこれやってたなぁ。どうでもいいことだけど、しっかり覚えてるんだよね。それだけワクワクしてたんだろうと思う。

 

次回は飛行機搭乗から!

相手ありきの「好き」が、自分ゴトとしての「好き」に変わった瞬間

3曲目のイントロでギターの音が鳴り、ファンが歓声を上げた。

個人的にお気に入りの曲だったので、私も「きたーーーーーーー!」となった。

でも、今までこんなにテンション上がってたっけ。確かに好きな曲だけど。突如自分の中に現れた、これまでにはない強い盛り上がりに、驚いた。

 

Aメロが始まると、笑顔を爆発させて踊るメンバー。その表情を見た瞬間、何か色んなものが湧き上がってきた。何なのかはよく分からない、言葉にできない何か。

ただ、素敵だ、好きだ、と思ったことは覚えている。

 

間奏で一旦歌がなくなり、ダンスのみになる。会場に流れる音楽とメンバーのダンスの上に、ファンのコールが重なる。

それを「美しい」と感じた瞬間に、涙が込み上げてきた。

なんでこのタイミングで!?

確かに好きな曲だし、ジャニーズのライブで好きな曲を聴いて泣くことはあるけど、それとも違う感覚。

意味がわからないし、フロアの1番後ろで見ているとはいえ、すぐ隣には人がいる。咄嗟に涙を堪えようとした。

 

けれども、ふと、この涙には何か意味があるんじゃないか?、止めちゃいけないんじゃないか?と思った。

周りに見られたくないと思いつつも我慢することをやめて自分を解放し、パフォーマンスを凝視していた。

結局、曲が終わるまで静かに泣き続けていた。

 

 

あれは何の涙だったのか。

答えは、曲が終わる頃に自然と浮かんできた。

 

“ 相手ありきの「好き」が、自分ゴトとしての「好き」になったから。”

 

自分の中で、ずっと葛藤があった。

彼に付随するものだから好き、じゃなくて、自分自身の感覚として好き、になりたかった。

 

ひょんなことから、ライブハウスでの女性アイドルのライブを頻繁に見に行くようになった。

レベルの高いパフォーマンスを間近で見られることは新鮮だったが、普段自分が足を運んでいるライブとは状況が違いすぎて、それに対する戸惑いや警戒心がなかなか解けなかった。

もちろん、頭では分かっているのだ。難しいことを考えずに、ただその場に身を任せて音楽の世界に浸れば良い。でも、なかなかそれが出来なかった。

 

私があの世界に馴染めない原因は、それまで全く関わったことのなかった初めての環境だったからということもあったが、最大の原因は、他にあると考えていた。

それは、「自分なりのワクワクポイントが、なかなか見つからなかったから」。

ワクワクポイント…と言って通じるだろうか。テンションが上がるところ、という感じ。曲が始まるとテンション上がるとか、好きなメンバーが喋ったら嬉しいとか、それよりももっと深い次元のもの。サビ前のカウントで揃ってステップを踏む時の足が好き、とか、間奏に入る手前でクラップして、それを合図にテンションぶち上げて踊り出す姿が好き、みたいな。フェチ?と言うのが近いのだろうか。

そういうのが、なかなか見つからなかった。おおまかに言えば、歌って踊っているという状況は女性アイドルもジャニーズも同じだから、上記の例と同じような瞬間を女性アイドルのパフォーマンスにも見出そうとすればあるはずなのだが、なんだか上手くハマらない。

自身の趣味であるジャニーズに関しては、「ワクワクポイント」が形成されたグループを見に行く、という順番なので、ライブを見ていて「ワクワクポイントがない」という状況はあまり経験したことがなかった。

 

でも、「ワクワクポイント」に出会うための私なりの切り口や、タイミングは必ずあるはずだと確信していた。

ライブに足を運んだり、お手伝いをさせてもらったりして、もちろんそれも良いけれど、もっともっと自分自身に近い接点があるはず。そしてそれは、待っているだけではなかなか見つからないことも、何となく分かっていた。

 

もし私が、この世界に関わることで自主的に何かするなら、何をしたいかな。

答えは2つ思いついたが、今の私がすぐに実行できるのは1つだけだった。

 

「曲をピアノで耳コピすること」

 

もし自分がパフォーマンスをする側だったら、この楽曲をどう表現したい?

 

自分にそんな問いを投げかけてみた。

耳コピをするということは、楽曲を自分の中にインストールして、それをどうアウトプットするのかを決める、ということ。ライブを見ている時のように、受け身ではいられない。嫌でも自分から対象に向かってアプローチすることになる。

ジャニーズの曲でよく耳コピをするが、その時の私は、完全に自分もメンバーと一緒にステージに立っている。演出を見る側ではなく、創る側になっている。凄まじい妄想力。

それと同じように、やってみた。

 

…と、難しく書いているが、実際は気の向くままに遊び弾き程度にピアノを弾いてみただけ。

ピアノの前に座って、記憶を頼りにメロディを弾いて、調が特定できたら左手をなんとな〜く弾いてみて、そうだそうだこんな感じ。

一旦音源を聴いて、ここのギターの音拾いたいな、あぁ!ここの音の並び最高だわ入れなきゃ、とか新たな発見をして。

ぼんやり形ができてきたら、ちょっと崩す。原曲はギターメインだけど、ピアノで弾くならこんな感じも良いかな〜、試しにバラード風にしてみて……え!めっちゃいいじゃん!

前奏の部分でメンバー登場してステージ上の椅子に座ってもらって、照明は暗転してて、歌い出しからスポットライトが当たるとか…はー最高!私、天才か!

みたいな、いつもみたいに勝手に妄想して自分の世界でピアノを弾いてみた。

 

でもそれが、楽曲への愛着を形成し、「ワクワクポイント」へと繋がったようだ。

Aメロから弾けるように踊り出すのが好き、3〜4小説目のコード進行が好き、ギターの音と掛け合いのように歌が入るのが好き、間奏はシンプルなギターの音でガシガシ踊ってるのが好き、間奏明けは1番のAメロと入りの音が変わるとこが好き…

今、サラッと曲を思い浮かべただけで、ワクワクポイントがこれだけ出てきた。

何となく耳コピがモヤモヤの突破口になりそうだ…という予感はしていたが、耳コピ後に実際にライブを見て、こんなにも感じ方が変わるとは思わなかった。

 

愛着がわいたことを自分自身できちんと自覚できたことが何より嬉しかったのだが、それを1番実感させてくれたのは、ファンの方々のコールだった。

それまで、自分の中でなかなか警戒心が解けなかったのが、女性アイドル界隈特有のコールだった。自分が普段見に行っているジャニーズのライブにもコールはあるが、それとはかなり様子が異なる。

ライブハウスという狭い空間で何十人もの男性が集結して出す声は、かなりエネルギーが強い。加えて、聴き慣れていない音なので、恐れるものでは無いと頭で分かっていても、無意識に身体が構えてしまっていた。

そのコールに、感動した。それが、「自分ゴトとして好きになった」ことの、1番の証拠だった。

コールは、この世界のパフォーマンスを構成する大事な一要素だと言うことを、ようやく感覚的に理解できたんだと思う。

 

これからもきっと、新しい世界に出会う度にビックリして戸惑うんだろう。しなくてもいい警戒をするんだろう。

最初からもっとリラックスして新しい世界を楽しめるようになりたいとも思うが、周囲の環境を敏感にキャッチしてしまう高性能すぎるアンテナを持つ私に、それは難しい。

戸惑いながらでも警戒しながらでも良いから、自分のペースで、自分なりの方法で、新しい世界と仲良くなるための入口を探っていこう。

たまの贅沢

随分前に、クレンジングと洗顔料を購入した。

妹の紹介で通っているエステがあるのだが、そこで顔周りの施術を受けていた時に使っていたもの。

エステ専売品のため、商品を取り扱っているエステに通っていないと購入できないものですが、久々に買ってみたので紹介します。

左がクレンジング、右が洗顔料。

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★クレンジング

フェース ラメラベールEX クレンジング 200mL

¥4,500(税抜)


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無色透明で、ゲルっぽい感じ。

肌に乗せた感じは、ベタつかずにサラッとしてます。

1回に2プッシュ使用。エステではたっぷり3プッシュと言われたが、少しでも使う期間を延ばしたいがために2プッシュで使っている。

エステの担当の方から「保湿効果がかなり高いです」と説明されたが、確かに使用後肌がつっぱらない。

肌に優しそうな使い心地…うん(我ながらレポが下手すぎて驚いている)。

 

洗顔

フェース ラメラモードクレイゲルウォッシュ&パック 280mL

¥6,000(税抜)


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「クレイ」と言う名の通り、泥洗顔です。

手の上に乗せると、ずしっと重さがある。

洗顔兼パックになるので、顔に伸ばして1分ほど放置してから洗い流すと◎

肌がめちゃくちゃ柔らかくなる。モチモチになる。毛穴の汚れをしっかり落としてくれるので、洗顔直後はびっくりするくらい顔が白くなる。使い始めた頃はあまり変化が認識できなかったが、断続的にでも使用していると「あぁ確かに綺麗になってる!」と実感できるようになった。

値が張るので残念ながら継続使用はしていないが、良い商品なので普段使いしたい~。定期購入できるくらいの収入が欲しい(゜-゜)

 

ちなみに、今回紹介したフェースシリーズで、ドラッグストア等で取扱いがあるものがこちら。withOut EXシリーズ。サロンに通っていなくても購入可能です。

ちなみにAmazonにもありました。クレンジングと洗顔はどちらも¥3,500程度。

www.lamellar.jp

 

エステの担当の方曰く、「ケア商品から化粧品まで、全部を高価で肌に優しいものにしなくてもいいけれど、クレンジングと洗顔料に関しては、きちんと汚れを落として保湿効果の高いものを使うと、かなり違いますよ」とのことなので、お顔のケアを丁寧にしてみたいな〜という方は、是非お試しください!

6つの挑戦 ③弾き語り

LE音楽会の裏話。

今回は、弾き語りの裏話。

 

前回のジャズの話と同様に、実は弾き語りも「やってみたいけど、ちょうどよくハードルが低めの機会が無い」で、足踏みしていたものだった。

 

歌自体は、小中学生で合唱をやっていたり、大人になってからも1人でカラオケに行くくらいなので、めちゃくちゃ好き。

一時期、専門学校で歌をガッツリ学んでいた先輩とカラオケに行っていたこともあり、社会人になってからもマイペースに少しずつ上達している気がしないでもない。

 

「弾きながら歌う」ことをいままで全くやったことがないのかというと、そんなこともない。

自宅でピアノの練習している時、中学時代に歌った合唱曲の伴奏をよく弾くのだが、その時に口ずさむくらいのことはしている。

本当は思いっきり声を出したいのだが、家族に聞かれるのが嫌だ。ピアノは良いけど、歌は嫌。

でも本当は思いっきり弾きながら歌ってみたい。

 

そんな折、「LE音楽会で歌いたい」と参加表明していた方とご縁があり、私がピアノ伴奏をすることになり、「お互いジャニーズ好きですし、KinKi Kidsの愛のかたまりをやるのはどうでしょう?」「いいですね、じゃ私ピアノ弾きながらハモりやります✋」とトントン拍子で話が進み、本格的に弾き語りにチャレンジすることとなった。

 

・口ずさむところから、しっかり発声する練習

遊び弾きの中で、なんとなく口ずさみながら弾いたことはあるが、きちんと歌として聴いている人に届くような声で歌ったことはない。

「ピアノを弾きながら、聴いている人に届くように歌う」ことが最終目的地だ。

 

まず、いきなりハモりはハードルが高いので、ゆっくりと主旋律を歌うところから練習した。ピアノも、動きをつけてしまうとそちらに気を取られて声が出なくなるので、コードを押さえるのみ。とにかく、ピアノを弾きながらそれなりの音量で歌う練習。

あっさりできたので、ピアノを弾く手を楽譜通りに動かしてみる。ところどころ歌につられるが、苦手なところを特定して反復練習したら案外すんなりできるようになった。

 

意識の配分

一番問題だったのは、私がハモリ始めるサビの直前部分、ピアノが音を細かく刻む譜面になっていて、歌に気が回らず声が出ないこと。

歌とピアノの意識配分のデフォルトは歌60%、ピアノ40%くらいだったが、サビの頭は歌もピアノも集中が必要な箇所だった。

 

歌がハモりじゃなくて主旋律だったら、ピアノがわちゃわちゃしてても歌い出せるんだけどなぁ。

これがハモリ始めの部分じゃなくて旋律の途中なら、そこまで歌に意識向けなくても、直前に歌っていた音の感覚から正しい音に着地できそうなんだけどなぁ。

 

などとタラレバが頭に流れてきたが、そんなこと言っても仕方が無い。

ということで、楽譜通りの演奏は潔く諦め、ピアノの譜面をちょっといじって、歌と同じ音で弾きはじめることにした。

ハモリが入り始めるところなので、ピアノよりも声がスムーズに出る方が大事だ。声と同じ音を弾くことにしてしまえば、単音なのでピアノに向ける意識を最低限にできるし、歌の方も「ピアノと同じ音を出せばいい」と思えばいくらかプレッシャーが和らぐ。

 

余談だが、私がこういう即座な柔軟性を発揮できるのはピアノを弾く時くらいなので、本当に貴重だと思う。多分他のことだと、型通りにやろうとしてもう少し粘る。

でもピアノは、見切りをつけるのが早い。楽譜通りにできないとわかれば、さっさと自分が弾きやすいように改造する(もちろん、練習次第でできるようになりそうならコツコツ練習する)。

細かい部分に気を取られて、全体の完成度に影響が出るのが嫌なのだ。それに何より、ずっと弾けないと楽しくない。

ピアノを習っていた時の先生がそんな感じだったので、多分その血を受け継いだんだと思う(笑)

 

・合わせ練習は当日の朝のみ

ボーカルの方とはお互いに住まいが離れており、合わせ練習ができたのは当日の朝1時間だけだった。

個人練習で1番の課題であったハモりを何とかクリアしていたので、ボーカルとの合わせについてはそこまで大きな心配はしていなかったものの、やはり不安は不安だった。

「じゃあやってみますか」で合わせた1回目は、ハモリを全く入れられなかったが、スピードを落として再度チャレンジしたら声が出せたので、心底ホッとした(動く前に、まずは相手の声質や歌い方などの情報を収集しないと動けない王道スチールタイプ)。

朝早くから、本当にありがとうございました…!

 

・暗譜必須

これは、当日リハーサルでマイクのセットされたピアノの前に座った瞬間に悟った。

マイクに声を入れるため、歌っている時は常に顔を前に向けていないといけないので、鍵盤を見ることができない。手の感覚を頼りに弾く。

この状況は想定できていなかったが、ハモりを入れる部分が短かったのと、この曲が今回の担当曲の中で最初に練習を始めた曲で、練習期間は1番長かったため、手元を見れなくてもなんとか弾けた。よかった…。

 

 

 

歌以外の部分だと、前奏は楽譜に入ってなかったため原曲を耳コピしてくっつけた。また、間奏も勝手ながらアレンジさせていただいた。

KinKi Kids本家の愛のかたまりではなく、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんがカバーしているバージョンを耳コピした(山田ver.の方がピアノの音色と親和性があるなぁと思ったのよね…)。

 

弾き語り、楽しかったな〜。

今回ハモったのはBメロの一部と最後のサビのみで、実際は1曲通してピアノだけを弾いている時間の方が長かったんだけど、次やる機会があったら、もっとガッツリ歌ったり、パート分けして歌ってみたりしてみたいな〜。

5つの挑戦 ②ジャズをやる

 LE音楽会裏話。

今回は、ジャズデビュバンドにゃんの話。

 

ジャズというものに、初めて挑戦した。

ジャズアレンジの曲が好きで、いつからかよく聴くようになっていた。ジャニヲタになってからかなぁ。ジャニーズの楽曲はジャンルが幅広いので、あれこれ聴いているうちに好きになったんだと思う。

自分で弾いてみたいなぁとも思っていたが、普段耳コピしているポップスの曲にはないコードが使われていたり、リズムが難しかったりするので敬遠していた。

 

LE音楽会の開催が決まり、バンドメンバー募集の掲示板を見ていると「ジャズデビューしてみない?」の文字を見つけた。

私のためのバンドかしら…← と思いながら、夢中で説明文を読んだ。参加表明をする前に、少し葛藤があった。

 

どうしよう、いやどうしようじゃないよ、チャンスが目の前にあるんだぞ!自分1人でやるよりかなりハードル低いじゃないか!

でも、みんなの足引っ張ったらどうしよう…ちゃんとついていけるかな。ジャズのアドリブって自分で考えるんだよね?

耳コピしてるくらいだし大丈夫だろ。飛び込んでしまえばあとはどうにかなるだろ。というか、どうにかしろ!どうにかできるだけの技術力は持ってるはず。

でも、でも…

 

迷った挙句、「ジャズとかやったことないよ!って方も入りやすいようにしたいなって思ってます。」という一文に全てを委ねて、ジャズの世界に飛び込んでみた。

 

 

メンバーは、フルート、トランペット、鍵盤2人の計4人。

全員面識のある方たちだったので、安心した。

曲は、2曲を繋げて演奏することに決まった。渡された譜面は、テーマのメロディとコードが書いてあるのみ。ここから、具体的にどう弾いていくかを自分で作っていくのだ。ちょっとワクワクした。

 

・コードの読み取り

ジャズ=コード、という短絡的なイメージを持っていたのだが、まぁこれはその通りだった。

私は、コードの音を聴いてそれっぽい和音を鳴らすことはできるが、譜面に書かれたコードのアルファベットだけを見ても、それが何の和音なのかを瞬時に判断することはできない(CとかD7とか、単純なやつならわかるけど)。

なので最初は、コードを音名に訳す作業からスタートした。同じコードの繰り返しで曲も短かったので、助かった。

 

こちらが実際に使っていた楽譜。オレンジでコードが書いてあるが、これだけだと何の音かわからないので、横に音名を書いている。コードだけ見て音鳴らせるようになりたい。 

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・テーマの伴奏は自分で作る

渡された楽譜は、テーマと呼ばれる曲の主要メロディ(右手)とコードが書いてあるだけ。

伴奏(左手)は、コードを元に自分で作る。と言っても、コードさえ分かれば使う音は特定できるので、実際はリズムを作るだけだった。

そしてリズムを作るというのも、ガチガチに譜面を作って準備をするわけでもなく、その場でそれっぽくテキトーに弾く。他の人がどう弾いているかを聴いて、調和するように音を入れた。

これは、合唱の伴奏と耳コピの経験から問題なくできた。ホッとした。

 

・アドリブは完全に自分で作る

問題は、アドリブ。左手の伴奏は上記の通りコードに沿って適当に弾けばいいが、右手のメロディは完全に自由なので自分で作らなければならない。

本来は演奏しながら即興で弾くものだが、初心者の私には到底無理なので、あらかじめどう弾くかを決めておいて、譜面に起こした。

基本的に、参考として共有してもらった動画を観て、そこで演奏されている音をそのままコピーさせてもらった。ピアノは音が多くて拾うのが難しかったので、単音の管楽器から音を拾った。また、動画と実際に演奏する譜面とでキーが違っていたので、移調もした。

 

1曲目は曲調的にオリジナルのメロディを入れるのは難しかったので動画の中から良いと思ったフレーズを拾ってひたすら繋げたが、2曲目はボカロをアレンジしたもので比較的弾きやすかったため、ちょっとオリジナルのフレーズを入れてみようかと思い立った。

ジャニーズの曲の、ジャズテイストなやつを入れ込みたいなぁと思って、A.B.C-Zの直近のアルバムから1曲持ってきて、何となくコードに合わせてメロディを弾いてみたら、見事にマッチした。「おぉぉぉぉすげぇぇぇ✨✨✨✨」鳥肌が立った。こんなにあっさりハマるとは。

調子に乗って、Hey! Say! JUMPの曲も入れてみた。違和感なくカチッとハマった。

最後グリッサンド入れたいな、入れちゃえ、その手前のフレーズはノリで、よし繋げて弾いてみよう。

 

めちゃくちゃかっこいいものができた(自画自賛)。

その瞬間がめちゃくちゃ楽しかった。ジャズ楽しい。やばい。感動して思わずツイートした。

 

移調してキーが変わり、普段聴いている曲調から雰囲気が変わったのも楽しかったし、複数の曲を入れてメドレーっぽくなったのもワクワクした(メドレー大好き人間)。

この一連の過程で、ジャズと仲良くなれた気がする。なんだ〜これでいいのか〜、ジャズ楽しいな、これからよろしくね☆

みたいな気分になった。

 

こちらがアドリブの譜面。暗号(笑)

基本的に自分で楽譜を書くときはこの音名のみのスタイルで書いている。リズムは、メロディ(右手)に関しては覚えているので書かない。伴奏(左手)は、適当。それっぽく弾く。ちょっと複雑な時は、自分でわかるようにリズムによって書き分けている。今回はずっと一定のリズムだったので音しか書いていない。

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・自分以外の音が常に鳴っている心強さ

演奏の構成としては、全員でテーマを弾き、その後1人ずつソロでアドリブを演奏していく。全員終わったら再度テーマを弾いて、終了。

アドリブの部分は、ソロで演奏をする人の他に、ベースの伴奏を弾いてくれる人がいる。合唱のソロパートと同じイメージ。歌う人は1人だが、実際にはピアノ伴奏がその後ろで演奏している。

常に自分以外の音も鳴っている、それがすごく心強かった。

少しくらい間違えても大丈夫と思えるし、キメたいところに意識を集中できる。

本番もほとんど緊張せず(必死ではあったが)、自分で考えたアドリブの部分はミスなく思いっきり弾くことができた。感謝。

 

・ねこみみ

2曲目のタイトルにちなんで、猫耳をつけて演奏した。

なんだろう、これだけですごく楽しんですよね。

大人になったらこういうことなかなかやらないから。

白猫にするか黒猫にするかグッパーで決めて、みんなでわいわいしながらつけてみて。スタジオでの前日練習めちゃくちゃ楽しかった(笑)

 

 

 

ジャズはずっとやりたいと思ってたけど、始めると言っても何からやればいいかわからなかった。

…というのは嘘で、本当はわかっていた。ジャズをやっている人と一緒になって演奏したり、直接教えてもらうのが、一番速い。

私の性格的に、何か新しいことをしようとする時は、まず資料を揃えて理論とか枠組みを理解するところから入ろうとする。基本的に、1人でやる。

ただ音楽だけは唯一例外で、感覚優位でやってきたものなので、資料を広げて文字を読んで理解して…というスタイルではなかなか頭に入ってこない。実際に鍵盤を目の前にして「こう弾いたら次はこう」みたいにイメージで覚えるとか、自分の弾きたい曲を題材にして「このフレーズはこう弾くのかぁ」と理解していった方が良い。そして、そのやり方をするのであれば、1人より人と一緒にやった方が格段に習得が速いことも知っていた。

 

「人と一緒にできる」機会を待っていたのだ。まさに、今回のLE音楽会は待っていたものが舞い降りてきた瞬間だった。

参加表明をするときに迷ったのは事実だが、実際は「やりたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!」と叫んでいた。

企画してくださったMさんには大感謝です。本当にありがとうございます。

最初は戸惑ったけれど、思ったより大丈夫でした。最終的には楽しめました。

次またやる時は、他のメンバーとアイコンタクト取りながら演奏できるようになりたいなぁ(弾くのに必死で鍵盤しか見てなかった)。

5つの挑戦 ①ピアノ1台を4人で弾く

8月初旬に参加したLE音楽会で自分が演奏した曲について、裏話をしようかなーと思う。

音楽会自体の詳細はこちら↓

 

nyonyonyonyoooon.hatenablog.com

 

 

上の記事にもある通り、私は5つのユニットを掛け持ちして計7曲演奏した。

もうそれ自体が私にとっては挑戦だったが、1つ1つの曲単位で見ても、程度の差はあれ新しいことをやっている、と思う。

そこで、5つのユニットで演奏した曲について、大変だったところや面白かったところなど、自分的なポイントを書いていこうと思う。

 

まずはこちら、「ピアノ1台を4人で弾く」

よく見るのは、「ピアノ1台を2人で弾く」だろう。連弾、と聞いて思い浮かべるのは4手連弾だ。

それを倍の人数でやるなんて、面白すぎる。始まる前からワクワクしていたが、実際にやってみたら案の定楽しすぎた。

 

私は、「Primo」というパートをやった。吹奏楽とかだと「First」と呼ばれるパートだ。

1番高音域で、主にメロディを担当する。たまに装飾的な動きもある。

連弾をする時、私は大抵伴奏役になることが多いので、いつもと違うことやりたいな〜という思いから、メロディパートをやりたいと申し出てみた。

曲の顔になるパートなので、ミスをすると目立つ。そして、自信を持ってはっきり弾かないとお客さんには届かない。しかも今回は4手連弾、色んな高さの音が一斉に鳴るのだ。その中心で、存在感を醸し出していなければならない。そんなパートです。

 

全部のパートの名前はこんな感じ↓

下に行くほど音が低いパートになる。

【高音】

Primo

Second

Terzo

Quatro

【低音】

 

・とにかく狭い

言わずもがなですが、とにかく狭かった(笑)

大人4人が鍵盤の前に横並びで座ると、普通に肩同士がぶつかる。そしてその状態で演奏する。

あんなに人と密着しながらピアノを弾いたのは初めてだった。距離が近い分、1人1人の音の個性をはっきりとした体感覚で感じることができた気がする。軽やかに弾く人、しっかりめに弾く人、一緒に合わせた時の変化…非常に面白かった。

 

・見たことがない、やったことがない手の動き

第一回目の合わせ練習で、「どんな感じなんだろ~!」をワクワクしながらそれぞれ最初のポジションに指を置いたところ、SecondとTerzoの手が交差した。

「…えっ!?!?!?!?!?!?」

まだ何も弾いていないのに爆笑が起こった。

 

4手連弾では、演奏中に2人の手が交差することはほとんどない(…と、思う。少なくとも私が過去に経験した曲では1つもなかった)。

基本的にメロディ担当は高音域、伴奏担当は低音域、というかたちで使う鍵盤の範囲がはっきりとわかれている。境目で互いの手が触れるようなことはあるが、他人の手をまたいで弾きに行く…なんてやったことがない。

手が交差するだけでなく、隣の人の右手と左手の間にある音を使って弾く(両手に挟まれる)とか、隣の人が直前まで弾いていた鍵盤を追い掛けるように弾くとか。姿勢に関しても、肩がぶつからないよう猫背気味の姿勢で弾くとか、手を広げてしまうと隣の人の邪魔になるので指1本で鍵盤を押すとか、とにかく色々あった。その度に爆笑した。楽しかった。

 

・合わせ練習は、主にポジションの確認

音の強弱がどうこう〜とかより先に、衝突が起こる場所の洗い出しと、互いにどう動くかの認識合わせをしていく。

時には楽譜通りではなく、手の重なる位置に応じて右手で弾くか左手で弾くかを変えたり。

ちなみに私は一番端だったので、Secondとのポジション調整だけで済んだ。両サイドを挟まれるSecondとTerzoは大変だったと思う…お疲れ様でした。

 

譜めくりのせわしなさと緊張感

4人で1つの譜面を見る。右ページにPrimoとSecond、左ページにTerzoとQuattroの譜面が載っている。見開きで載せられる量が少ないので、必然的に譜めくりの回数が多くなる。

そして、誰が譜めくりをするのか、指のマークで楽譜上に指示がある。基本的に、PrimoかSecond。私はPrimoだったので、それなりにめくった。

 

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こんなの初めてみた。

音と音の間の一瞬でめくるページもあったのだが、座る位置がちょっと変わっただけで手が届かずめくれなかったので、ポジショニングの重要性をひしひしと実感した。

 

・譜面のメモが前代未聞

「ここを大きく」とか「ここはスラーで」ではなく、「弾いたら逃げる」「〇〇が上を通るよ」「おちつけ!」というメモが飛び交うシュールな楽譜だった。面白すぎる。

ちなみに個人練習用の譜面にも、普段はしないようなメモをした。

だいたい最高音の3オクターブくらいの音域を使っていたのだが、普段その音域だけを使って弾くことなどないので、楽譜に音をメモする際にただ「ド」と書いても、それが1番高い「ド」なのか、その下の「ド」なのかが瞬時にわからない。

なので、1オクターブごとに①〜③の数字を割り当てて、どの位置の「ド」なのかがわかるよう数字でメモをした。

 

こちらが、個人練習用の楽譜。「Pr.」が Primo(私)の譜面、「Sec.」がSecondの譜面。

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①~③の番号が振ってある。例えば、同じ「ド」の音でも高さが色々あるので、どの高さの「ド」を押せばいいのかを瞬時に判断するためのメモ。 

一番高い音が①、その下が②、更にその下が③、というように決めていた。

 

 

 

基本的に合わせ練習は、関東に住んでいるPrimo〜Terzoの3人で行っていた。Quattroも入って全員合わせをしたのは、音楽会前日の夜。みんなこの日を心待ちにしていた。

TerzoとQuattroのポジション確認をし、何度か通しで合わせた。低音が入って音に厚みが出て、支えがより強固になったのがとても心強かった。

 

常に爆笑しながら練習していたので、4手連弾めちゃくちゃ楽しかった。というか単純に連弾が好きなので、弾いているだけで楽しかった。

徐々に指のポジションを覚えてきて、良いタイミングでスッと自分の位置に入れるようになると、快感。

 

最初はかなり不安が大きかったが、逆に「これは本当にちゃんとやらないとやばいやつだ」という認識でかなり集中して練習したので、個人的には予想していたよりも早い段階でゴールが見えた。

本番直前は、みんな必死ながらも笑って弾けるくらいの完成度になっており、それなりの年数ピアノを触っている人たちが集まると、この短期間で未知の世界に挑戦してもある程度のものはきちんとできあがるんだな、と感心した。

 

あと、同じ鍵盤弾きでも、人によってスタイルが違うことを体感できたのは面白かった。

練習前の指慣らしでハノンを弾く人もいれば、ジャズアレンジの曲を弾く人もいた。私は「指慣らし=ハノン」という認識だったので、そうでないパターンに出会ったのはすごく新鮮だった。

 

新しい世界に出会えた8手連弾、とても楽しかったです。